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【企画師の気づき】オーダーの料理を忘れていたのに、お客は笑顔?

私はたまにお寿司屋に行くのですが、あまり浮気をせず一定のところに通うことが多いです。
お寿司屋にきたからにはやっぱりカウンターで寿司職人さんとコミュニケーションをとれるようなところが好きです。
とは言え、私が行くお寿司屋さんは、高級なところというよりもお寿司屋居酒屋なようなところです。

あの威勢のよい掛け声とお客を巧みにいじる会話力に、こちらはいつも手の平の上でネタのように転がされている気分になります。

店に入れば、威勢のよい掛け声と笑顔が飛んでくる。

席に付けば、「おっ活かすね〜その服!」と会話のきっかけを作るような言葉を席の上にコースターと箸を用意するかのように、これからの楽しい時間のはじまりを準備してくれる。

そこからはこちらの会話の間、料理の間を上手に演出してくれる。

そんな寿司職人さんも、忙しくてオーダーを忘れてしまうことがある。

チェーン店で食べていたら、すぐクレームしてしまうかもしれない。
しかし、なぜかこの寿司居酒屋さんでは、そんな気が起きない。
どのお客さんもそんなことをしない。ギャグで笑いにするお客さんも。

なぜ、クレームが起きないんでしょう?

それは、この寿司居酒屋さんは寿司を売っていないからです。

もちろん、寿司は提供されます。
寿司にはもちろん値段があって、寿司をオーダーすればお金が発生します。

寿司を食べに来ているのですが、
実はお客さんの深層では、ここに来たら陽気になれる!明るくなれる!元気がもらえるという別の利得をもらいに来ているのです。

ですので、
オーダーが遅くても、そこが主の目的ではないのでクレームにならないのです。これがチェーン展開しているすぐに料理が出されて、すぐに食べれるようなサービスをしている飲食店だった場合は、オーダーを忘れていたら怒鳴られてしまうでしょう。
目的が食ですし、そんな方は腹を早く満たしたいという目的で来てますからね。

どうしてもモノを売る商売をしていると、
モノに目が行きがちですが
自分たちの商品やお店を利用している方々は、何の目的で来ているか、買われているかを見つめ直してみてはいかがでしょうか。

企画師 川口洋一郎
一般社団法人中部産業連盟において、10年以上A3用紙1枚企画書の講師を務める。また、企画師として新商品の開発やプロジェクトの企画からプロデュースをしている。多いときには年間50を超える企画書を書いてきたなかでのノウハウを伝授しています。


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