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2歩進んで一歩下がる。

どうしても重要な事業や新規事業には力が入ります。
夢中になることも確かです。
新しいものに挑むことは、新しい世界が開かれるようでワクワクしたり、
もしかしたら不安だらけでマイナスなことばかり頭がよぎってしまい手が付かないという方もいるかもしれません。
そんなことで新規事業に力が入って、既存の事業に目が届かなくなってしまったりする会社も見かけますが、本末転倒です。

人には限界があります。
その人を集団化した会社にも限界があります。

限界とは、
突き詰める精神力、走り回る体力、見落とさない集中力、そして限られた時間、お金、場所等々。

私自身、サッカーをやっていることもあって体力があり
若い頃は3日間寝ないで物事をやりとげる体力や集中力、精神力がありました。
しかし、それは一つのことをやり遂げることに専念していたからできたことだと最近実感しました。

実は新規事業のお手伝いをしていると、
なぜか新規事業がうまくいきそうな時や軌道に乗ってきた時に、既存の事業でミスなどが起こり足を引っ張られる会社さんをよく見かけます。

新規事業は新たな道を築くのですから、パワーと時間を要します。
そのパワーと時間を新規事業に取られることで、既存の事業への集中力が落ちたり、気を抜いてしまいミスや事故が生じます。
これは社長や役員だけのせいではありません。
新規事業に直接関わっていない既存事業をやっている従業員が、新規事業をやっている部署をどう思っているか、そちらに力が入っていることをどう感じているか。そんな変な感情もミスや事故への要因になってきます。
人って難しいです。
そして人の感情が母集団をつくり、本人たちが意識していないところでミスや事故につながっていきます。

重要な事業や新規事業を行う際には、既存事業を意識しバランスをとることが大事です。どうしてもうまく行ってくるとドンドン突っ走りたくなりますが、一度客観的に見て土台となる人、資金、設備の確認をすることをお勧めします。
成功率が低いと言われている新規事業がのってきていても既存事業あってです。

せっかく前に進みそうな時に足を引っ張られては、すべてを失う可能性もあります。

石橋を叩きすぎて、石橋を割ってしまい川に落ちてしまう人もいますが、
築き上げた既存事業は、次の一歩への土台だと思って、しっかり固めておいた方がいいですね。

企画師 川口洋一郎
一般社団法人中部産業連盟において、10年以上A3用紙1枚企画書の講師を務める。また、企画師として新商品の開発やプロジェクトの企画からプロデュースをしている。多いときには年間50を超える企画書を書いてきたなかでのノウハウを伝授しています。




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