国立文化財機構 文化財活用センターは、立地条件等により、これまで国立博物館の収蔵品に親しむ機会が限られていた地域に対し、文化財が広く公開されること、日本とアジアの歴史・伝統文化の発信、地域文化の創生、次世代への文化財の継承、観光振興につながることを目指し、令和5(2023)年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」実施対象館の募集を開始しました。

本事業は、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館(いずれも国立文化財機構)が全国の美術館・博物館に対し、地域ゆかりの収蔵品を貸し出しするものです。

貸し出しにかかわる作品輸送費等は、国立文化財機構 文化財活用センターが負担するものになります。

2017年から応募を受け付けており、計23件の展示会等に貸し出されています。

 

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青森県で出土され愛称「シャコタン」と名付けられている土偶は、実は東京国立博物館に収蔵されており、青森県では見ることができません。

実際に東京国立博物館でも展示されてないことが多い文化財になります。

このような、なかなか本物を目にすることができない収蔵品を、地域文化の創生の一つとして借りて展示会を開催し、次世代への文化継承や観光振興につなげてみては如何でしょうか。

 

事業内容

業では、次の費用を〈ぶんかつ〉が支出します。
(1)国立博物館貸与品の梱包・開梱および展示・撤収作業にかかる費用
(2)国立博物館から貸与先へおよび貸与先から国立博物館への本事業の貸与品の輸送にかかる費用
(3)国立博物館貸与品の保険にかかる費用
※詳細につきましては必ず申請要項をご確認ください。

以下のいずれかのカテゴリーへの申請が可能です。
(1)【大規模貸与】
1申請につき21~50件の国立博物館収蔵品を貸与/各年度1~2か所を選定予定
(2)【小規模貸与】
1申請につき20件以内の国立博物館収蔵品を貸与/各年度4~5か所を選定予定

申請にあたっては、専用サイトをご確認ください。

2023年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 申請要項
URL: https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_free_page/index.php?id=76