一般社団法人 全国伝統産業承継支援は、今まで中小・零細企業を対象に事業の引継ぎ支援をしてきましたが、跡継ぎがなく廃業が絶えない地方の伝統産業の事業引継ぎを目的とした『事業承継の大学』を2月1日に開講しました。

一般社団法人 全国伝統産業承継支援は、全国各地で講演をした際、参加していた経営者から「自分には後継者がいないので、自分の代で廃業するつもり。」という声を多く耳にするとともに、長く地域に根付いてきた伝統産業の跡継ぎ問題を解決せずには、地域経済の再生はありえず、雇用を確保して地域を元気にする役割を担っていきたいと考え開講に至ったそうです。

『事業承継の大学』は、働き方改革の流れを受け、これから事業をはじめたい個人の方を対象に、マーケティングの知識や決算書などの数字の読み方、さらには銀行融資を受けるためのポイントを中心に49,500円(税込)の入学金のみで学ぶことができる、各人の時間が許すときに動画で学習するオンラインシステムとなっています。

これから事業を始めたい方を対象にしているということで、後継者に対し事業をすすめる上での重要なポイントを学べるものになっているため、家族間だけの継承だけではなく、伝統工芸に対し熱い想いや技術を学んでいる職人に対しても参加しやすいものになっていそうです。
ただ、継承は経営知識も大事ですが、企画力なども重要なポイントになってきますので、全国で多くの事例が出てきているものを探し、参考にするのも良いかもしれません。

 

『事業承継の大学』概要

開講日 : 2022年2月1日
入学金 : 49,500円(税込)
学習方法: オンライン 動画学習
紹介動画: https://one-stream.io/lp/6zZtWnz7xFdkPQyRlJZjd7c2DwX2