2020年活動報告と来年に向けて | 企画屋「かざあな」β版

2020年12月5日（金）のアップデート会議において、企画屋かざあなの2020年の活動報告と来年の活動に向けて、オンラインサロンメンバーとともに開催いたしました。
開催内容を本記事でご報告させていただきます。

今回のミーティングは本年のとりまとめとして、新型コロナウイルスの関係も考慮し、オンラインサロンの主要メンバーであるパリで活動いただいている黒田さんと絵画の修復師であるファニーさん。日本からは、サイトで連載いただいている弁護士の権藤さん、本場奄美大島紬織工の中川さんとともに行いました。

2020年の活動報告１．情報発信
〜サイトの訪問者が１万人、継続閲覧１千人到達〜

企画屋かざあなのサイトでは、各プロジェクト及びオンラインサロン活動、企画や和についての関連記事を連載しています。本サイトにおいて2020年1月から12月3日までの訪問者数が9,800人となり今月には1万人を突破するところまで来ました。
また、継続的に閲覧いただいている方も今月には1,000人に到達するところまで来ています。

SNSの配信においては、インスタグラム、FACEBOOK、ツイッター、Youtubeを開設してきましたが、事務局だけで情報発信するのはかなりの労力を要し、定期的に発信できていない現状がありました。閲覧者を増やすためにも定期定時で発信するとともに、もっと多くのオンラインサロンメンバーから更新のお手伝いをいただけるような仕組みづくりや情報発信したい方への対応が必要という意見があがりました。

2020年の活動報告２．各プロジェクトの進捗状況
〜市松罫の和紙ノート、本場奄美大島紬×Art〜

2020年は２つのプロジェクトを立ち上げ、活動してきました。

天日干し技法の持続につながっている「市松系の和紙ノート」

＜プロジェクト概要＞

小川町の手漉き和紙である畳紙を使い、独自でデザインした字が浮いて見える市松罫の入ったノートの制作及びパリでの販売。

プロジェクトの詳細はこちら

＜本プロジェクトの状況＞

・市松罫の商標登録完了
・「天日干し」技法の持続
（天日干しをする機会が、本商品を作る時だけになってしまっている）
・パリでの販売

　「市松系の和紙ノート」プロジェクトにおいて、パリ及び日本での購入者アンケートを行い反応が良かったことから、商標登録が完了したことをうけ、パリだけではなく日本での販売も積極的に進めていきます。

３名のアーティストが制作に入っている「本場奄美大島紬×Art」

＜プロジェクト概要＞

本場奄美大島紬NEXTプロジェクトで制作した反物を使用して作品をつくり、展示会を開催。

プロジェクトの詳細はこちら

＜本プロジェクトの状況＞

・応募アーティストを全員採用し、チャレンジ精神で取り組んでいただくよう開始。
・資材である反物をお渡しし、制作に取り掛かっているアーティストは３名。

「本場奄美大島紬」プロジェクトにおいて、アーティストへの対応について弁護士である権藤さんに意見を伺うとともに、各作品に関し意見交換を行いました。最終目標である展示会の開催については、コロナ禍を考慮し、パリと日本をつないだオンライン開催の可能性も検討することにします。

2020年の活動報告３．オンラインサロンの運営
〜伝統工芸の魅力創生オンラインサロン改訂〜

伝統工芸の魅力創生オンラインサロンを1月に立ち上げ運営してきましたが、新型コロナウイルスの関係で、活動内容を一部変更しZOOMでの勉強会を中心に行ってきました。

＜活動内容＞

・オンライン勉強会の開催
・各プロジェクトの企画サポート
・かざあな冊子、伝統工芸品の提供

本サロンの活動において、新型コロナウイルスの関係によりZOOMでの開催に変更したことで、実際に会って話せることをメリットに考えていたメンバーにとって活動に入りづらい環境になってしまったことが改善しなければならない点。実際にZOOMでの開催終了後、会場に来たメンバーやZOOMの延長線で残っている方との会話の方が議論が深まったことが多かった。
また、伝統工芸全般に目的を広げていることもあり、各メンバーが活動及び、コミットしづらかったのではという意見がでました。本サロンを改訂し、活動しやすいカタチに再編することを確認しました。