任天堂から出ているスーパーマリオブラザーズ。これが事業を行うにあたって、うまくいく目標設定方法が使われています。
小学生の時から体育や部活、習い事でも目標設定をさせられてきたと思います。
なのに、目標設定しているのに、なかなか達成できない、目標からそれてしまい目標をすっかり忘れてしまっていることも。
特に大きい会社にいると、末端の働いている方まで目標意識をもってやっていないケースも見受けられます。

 

目標を見失うと、課題も見えず、戦略も立てられない!

事業を行うにあたって、どうしても戦略を先に考えてしまう方がいます。その方は必ずアイディア100本ノックという地獄が待っています。目標がないので何のために戦略を立てているか、戦略が本当に良い方向に進むのか悩んでしまう。
戦略とはそもそも目標があり、目標に到達するために乗り越えなければならない壁となる課題があり、その壁を乗り越えるのが戦略です。
ラーメン屋の開業を検討した際に、目標を3年後にはチェーン展開したいと考えるか、注目店になりたいと考えるか、自分がつくる味を食べてもらいたいと考えるかで、戦略は大きく変わってきます。チェーン展開したいのであればシステマチックに食材やメニューが提供できる戦略が求められ、注目店になりたいのであればターゲットにインパクトあるメニューを提供できるか、自分がつくる味を食べてもらいたいのであれば、好んでもらえるターゲットと場所で提供できるかとなってきます。

 

目標が大きすぎて、見失ったり自信がなくなることも。

ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」はとても良くできているゲームです。
ゲームをしている子どもたちが気づいてないところで、
向上心と目標達成欲を満たし継続して楽しませる仕組みができています。
知らない方のために簡単に解説すると
ゲームの内容はステージ構成になって別れています。
氷の世界もあれば、地下の世界、空の世界などさまざまですが
世界ごとに、また細分化され各ステージがあります。
このステージを一つ一つクリアしていきます。
昔は、すべての世界とステージをクリアしていかなければ前に進めなかったのですが
最近のものでは、迂回コースもあり、クリアできないステージは迂回し世界だけ
制覇することもできます。
子どもたちに飽きられたら、ゲームはもうやってもらえないのでの継続してもらう策でしょう。
事業を行うにあたっても、大きい目標も大事ですが、その手前の細かい目標があることで継続して向上心を保つことができるとともに、迂回する選択肢も検討できます。

スポーツ選手でも、大きな目標と細かい目標を設定して向上心を保ち、プラス志向と自信を育てる。

ゲームだけではなく、活躍しているスポーツ選手の一部では、1年の目標、一ヶ月の目標、1日の目標と細分化することで、取り組む内容を明確にするとともに自信や向上心を培っているそうです。
ゲームやスポーツでも行っているこの目標の細分化を事業でも活用してはいかがでしょうか。どうしてもすぐに結果を出したくなるのはわかりますが、この細分化の方法は、確実に前に進むことができるでしょう。
また、目標を達成するのが難しいという場合には迂回する選択肢をもちましょう。目標達成が難しい=事業撤退という考えもありますが、迂回して回り込む方法もあります。その際には、自身の不得意分野の発見や市場の変化によるものなど迂回する理由をしっかり把握し、今後の戦略の材料にすることも前に進むことの一つになります。

みなさんが思い描いている姿に一歩でも進めれれば幸いです。