芸術だけでなく産業にも大きな影響を与えたルネサンス期。

とくにそのなかでも大きな役割を果たしたのがイタリア・フィレンツェのメディチ家。

メディチ家には、別け隔てなくアーティスト、哲学者。エンジニアなど多様な職種が集まり、一緒に住んでいたそうです。

そんななかで、彼らに新しい観点やきっかけとなるよう、メディチ家は過去の文化や他国の文化を集め、触れさせていたそうです。

今でもイタリア・フィレンツェに訪れると、メディチ家が集めた文化財を見ることができます。

メディチ家は、過去の文化に触れることで、新たな想像につながると信じて動いていたのかもしれません。

そんなかで生まれたのが透視図法(線遠近法)です。

それ以外にも、解剖学や現在にもつながる特許制度みたいなものまで生まれています。

 

日本の建築でも、スカイツリーが日本の古い建造物である三重塔や五重塔などの多重塔で使われている「心柱(しんばしら)」から、制振技術として採用されています。

その名も「心柱制振」と名付けられています。

古きを知りて新たなものを創造する。

日本には海外から注目されている伝統工芸や伝統文化、伝統技術があります。

ぜひ触れていただきたいものです。