このコロナ禍で、「応援消費」というキーワードがメジャー化してきています。

「応援消費」というと、東日本大震災で産地のモノを食べよう、観光しようという機運が高まり、現在では、コロナ禍で苦しんでいる方を応援しようということでクラウドファンディングなどを活用して行われることが多いです。

クラウドファンディングは、プロジェクト立案者に対して支援者が購入や寄付などを行う仕組みで、「応援消費」ができるプラットフォームとして活用され、現在ではトップ3社で300万人が利用するようになりました。

 

クラウドファンディングを行うための企画書の書き方

企画屋かざあなでは、クラウドファンディングを実施するためのお手伝いをしています。

クラウドファンディングを行う際に重要なのは設計です。
会社や仲間同士での情報共有や支援者に対するアプローチを考えるにあたって、企画書を作る必要があります。

他クラウドファンディングの成功事例を真似して行う方もいらっしゃいますが、クラウドファンディングはとくに「らしさ」「ビジョン」を訴求する必要があります。

今回は、企業向けに新商品や新事業を行うにあたって、新商品や事業のニーズ調査やファンを獲得するマーケティングとしての役割としてクラウドファンディングをした場合になっています。

大手メーカーでも、メーカー名を出さずに新商品のニーズ調査としてクラウドファンディングで試し売りをしているケースが多くあります。

そのノウハウを1枚の企画書にまとめました。

 

クラウドファンディングを行うための企画書

情報の構成は、以下のイメージになります。

企画書の構成は、目標金額に向けてどのような実施内容でリターン商品にするかという構成になっています。

クラウドファンディングは、何のために行うかのビジョンや消費者への提案といった「実施内容」とファンを獲得するための「リターン商品」により、「目標(目標金額)」が達成できるか決まってきます。

 

「目標金額」設定は印象とファン拡大の大きな要因に。

「目標金額」設定には2パターンあります。

  • かかる事業費を目標に設定し、目標金額を一緒に達成するムードを図るパターン
  • 目標を下げて早々に達成し需要がある感を出しより多くの方に注目してもらうパターン

「目標」は、目標金額なのか、支援者数なのか何をもって評価するかを事前に決めておく必要があります。

目標金額は、目指すビジョンの指標であり、理由なく高額すぎても支援者は引いてしまいます。

しっかり事業計画をたてるとともに、事業計画に出た金額をそのまま目標金額にするのではなく、消費者の心情をくすぐるような設定を心がけてください。

 

クラウドファンディング先の選定

クラウドファンディングができるサービスは増えてきています。

クラウドファンディングに登録している方がどのような思考が強い人が多いか、どのようなクラウドファンディングが多いかも確認して決定する必要があります。

また、利用者が多いにこしたことはありません。

新たに登録する手間が、以外に成功への障壁になったりします。

ただし、クラウドファンディング登録者のみの支援だけでは到底目標には到達しません。
登録者以外の支援者をどう獲得するか考える必要があります。

 

<主なクラウドファンディング先>

 

クラウドファンディングプロジェクト画面の構成

クラウドファンディングを行う際に、実施内容はプロジェクトと呼ばれます。

支援していただくために、プロジェクト画面を作成します。

プロジェクト画面の出来栄えで、成功するかしないか決まると言ってもおかしくありません。

下記は企画屋かざあなで実施した伝統工芸を元気にする一例になります。

企画書に、プロジェクト画面の構成を入れることで、どのようなながれで支援者に見せることができるかの意思統一が図れます。

 

本企画書は企画書を作るにあたってのフォーマットとして使うことも、ビジネスモデルとして参考にすることもできます。

『事例比較点がわかる表』『クラウドファンディング先の特徴表』『成功へのスケジューリング』が盛り込まれています。

ぜひクラウドファンディングを実施する際に、自身の内容確認として、他の方を巻き込むためにもって歩く企画書を作成するのにご活用ください。

 

 

 

クラウドファンディングに関してのプロジェクト画面の作成等ご相談受けております。お気軽にお問い合わせください。