美は細部に宿る 政所新二

長野県小諸市に、宮大工でありながら生粋の稀有な才能と高度な技術をもったアーティストがいます。 その名を、政所新二さん。 1997年に木彫フォークアートおおや 伊藤文化財団賞をきっかけに、 1999年に「6牙の獏」で井波彫 […]

「民芸品」「工芸品」の違いってなに?

日本各地を観光していると、お土産屋さんや展示室にて「伝統工芸」や「民芸」を見かけます。 様々な品が地元文化として継れています。 「伝統工芸品」というと、職人の極めた技術で作られたものをイメージし、「民芸品」は生活のなかで […]

「デザインのひきだし43〜和紙のステキさ再発見〜」販売中

2021年6月、グラフィック社より「デザインのひきだし43」が発売されました。 本特集は、「日本の各地でつくられる魅力的な紙 和紙のステキさ、再発見」として、様々な和紙のプロダクトをはじめ、和紙の基本的なつくられ方から種 […]

子ども伝統芸能まつり「能舞台展示」・「さいたま手話狂言」開催

公益財団法人さいたま市文化振興事業団が主催する『子ども伝統芸能まつり「能舞台展示」(入場自由・無料)・「さいたま手話狂言」(有料)』を、さいたま市文化センター小ホールにて2021年10月9日(土)・10日(日)の2日間に […]

「再現 女性の服装1500年─京都の染織技術の粋─」開催

公益社団法人京都染織文化協会(京都府京都市下京区)は、創立80周年を記念して、昭和初期に作られた復元時代衣裳を用いた着装展示によって日本女性の服装の変遷を見て頂く展覧会を、文化学園服飾博物館(東京都渋谷区代々木)にて7月 […]

江戸時代中期からある技法「裂き織り」を駆使したスニーカー

絹織物の日本最大産地 京都・丹後でオールハンドメイドにこだわった商品を製織・販売するクスカ株式会社(京都府与謝郡与謝野町)のブランド「KUSKA(クスカ)」が、江戸時代中期からあり、リユース性にとても優れている「裂き織り […]

島崎藤村が愛用した内山紙

詩人、小説家として活躍した島崎藤村。 現在の所在地でいう岐阜県中津川市に生まれ。明治30年に刊行した第一詩集『若菜集』は、日本近代詩の原点として後世の詩人に多大な影響を与えました。そして、小諸義塾の英語教師として小諸に居 […]

盆栽を眺めながらサイフォンコーヒーを楽しむ空間「彩本堂」オープン

2021年6月1日、長野県小諸市の旧北国街道沿いに盆栽を眺めながら珈琲を堪能できる「彩本堂」が開店しました。 「彩本堂」は、入口を入るとそこは和の空間が広がり、ヒーリング音楽のなか盆栽が陳列されており、入った者を異空間に […]

日本の伝統工芸「岡山デニム」、アウトドア仕様に!

日本のジーンズは歴史は古く江戸時代にはすでに、武士から愛されるほど品質の高い織物だったと言われています。 そんな日本のジーンズは世界からも注目を集められており、とくに「岡山デニム」は有名で海外からも購入に訪れるほどです。 […]

美の伝統を、革新的デザインで未来につなぐ場  「キュレーションホテル」

県外移動制限があるなか、観光にワーケーションに注目されている熱海で、 2021年3月6日に「キュレーションホテル(R)」がグランドオープンしました。 本ホテルは、日本が誇る美の伝統を革新的デザインで未来につなぐ「場」とし […]

「おうち書道」で海外でも師範に

新型コロナの影響で外出自粛やテレワークなど、人々の日常の移動が変わってしまいました。 路面店のある道を歩く人は少なくなり、塾など習い事も通いづらい環境となってしまいました。 そんななか、日本文化の書道をオンラインで教室を […]

にじむ、にじまない和紙の差って?

和紙に万年筆や筆ペンで書いた際に、にじむ紙とにじまない紙があります。 また、同じ紙なのに部分的ににじむ箇所が出たりします。 いったいこの”にじみ”はどうして起こるのでしょうか。   原因1.原料によるちがい 和 […]

精神と技を研ぎ澄ます「フロー」

伝統工芸の職人さんが集中して、細かい作業をしている様子は圧巻です。 この長い時間、集中できる力の源はどこからくるのでしょうか。 作業に没頭し完全にのめり込んでいる状態で、精力的に集中し成功しているような精神的な状態を「フ […]

危機に強い地域支援型農業CSAって

新型コロナウイルスによる影響により、私たちの社会において様々な課題や脆弱なシステムであったことが明らかになりました。 その一つとして、食料供給システムは都心のスーパーの棚から食材がなくなり、学校の給食や飲食店向けの食材は […]

生産不足の和紙原料ねりをつくる「わしのねり」キックオフライブ映像配信

3月21日(日)に小川町和紙体験学習センターからライブ配信いたしました「『わしのねり』プロジェクトキックオフライブ〜紙漉き職人さんと語る和紙の魅力」の映像をアップいたしました。 紙漉き職人であり、多くの研修生に教えている […]

モノを、ジブンを「うつくしむ暮らし」

このコロナ禍でモノを大事にしたり、手間を楽しんだり、意味を考える生活が浸透したような気がします。 メディアでもとりあげられ、SNSでもそんな暮らしをしていることを写真に収めて多く発信されていました。 それは、家族みんなで […]

生産不足の手漉き和紙原料“ねり(トロロアオイ)”を 家庭で育て、世界へ!「わしのねり」プロジェクト始動  参加者、支援者募集のクラウドファンディングを3月3日に開始

2021年3月3日(水)より、みんなで和紙の原料を育てる「わしのねり」プロジェクトを埼玉県比企郡小川町で始動とともに、参加者、支援者を募るクラウドファンディングを開始いたしました。 本プロジェクトは、企画屋かざあなにとっ […]

コロナ禍で見直される天然塗料「柿渋」

縄文時代から使われてきた「柿渋」 柿渋は、日本の伝統的な天然塗料・染料になります。 柿渋には防腐作用があることから、古くは平安時代に漆器の下塗りに使われたり、即身仏(ミイラ)に塗布されていたりしていました。 また、防水性 […]

日本で登録されているユネスコの無形文化遺産はいくつある?

ユネスコ無形文化遺産は無形文化財を保護するため、2003年のユネスコ総会にて「無形文化遺産の保護に関する条約」(無形文化遺産保護条約)が採択されたことで、今まで世界遺産条約が定めてきた有形だけであったものから無形まで対象 […]

使う人の感性を磨く日本人としての道具

暮らしのなかで便利な道具が多くあります。 時間や手間をかけずに目的を達成できるものや、色々な機能をもって皆さんの生活を快適にしてくれています。 便利で快適にしてくれる道具ですが、 日本人が使う「道具」という言葉には、字の […]